撮影環境を見直しましたよ!
2021年12月25日
『メリークリスマース♪』
みなさま年の瀬迫る今日この頃いかがお過ごしでしょうか?
イロドリ撮影・梱包担当のオットの方です。
イロドリはと言いますと、2021年は私の膝の手術からこっち未だリハビリ中でして、十分に歩き回れない日々でございます。
そんなこんなでこれまで作り上げてきました撮影環境を足が本調子ではない私でも効率的に写真が撮影できるように一度見直すことにいたしました。
これまでの撮影環境は、マンフロットの三脚2本とカメラはSONYα7ⅢとSONYα7RⅣの2台。天吊りにはSLIK SLIDING ARMⅡを三脚にマウントして何とか撮影してきました。
これまでの撮影環境の問題点
① これまでの環境では写真を撮影し始めるまでのセッティングに時間がかかること。そして三脚が撮影場所にごちゃごちゃして自由に動けない。ちょっとぶつかると三脚がグラグラ。いろんなところに気を配りながらの撮影になってしまってました。
② 撮影できる時間が数時間しかないことも悩みの一つでした。北向きの部屋で、自然光のみの青白いホワイトバランスが特徴の環境で撮影してきました。晴れている日や夕方近くの時間帯になると木造建築の家の中に入ってくる光がものすごく黄色いのです。編集がとてつもなく大変なんですよね。そして、冬場は夕方3時を過ぎると部屋が暗くなりもうISO感度が上がってざらっとした写真ばかりになってしまうのです。曇りの日や雨の日はシャッタースピードが1/60を下回り手ぶれがひどいピント外れの写真ばかりになってしまい撮影はできませんでした。
改善したこと
①短時間で撮影の準備ができて、三脚のないストレスフリーな撮影環境を作ること。
②光を読んで安定した光の下で美しく分かりやすい写真を撮るということ。
そのために準備したのが、次の機材になります。
Neewer 壁掛けブームアーム
家の柱に釘を打ち込むことに抵抗はありましたが、壁に固定することで私が歩き回ってもカメラが一切ぐらつかないので手ぶれの心配もなくとてもいいです。そして使わないときはアームを天井にマックス上げていれば邪魔にもならない。何よりめっちゃ頑丈です。グラつきゼロなので、商品数が多くても同じ画角でリモコンでパシャパシャシャッターを切っていけるようになったのがよかったです。
Manfrotto オートポール黒 150cm-270cm 076B
大きい突っ張り棒みたいな機材です。天井と床をつっぱって太いアームでガチャンとすれば、これでもかってくらい直立不動なやつです。最初は近くのホームセンターのでもいいかなと考えもしましたが、ご覧のようにカメラとパソコンをこんな感じで取り付けるので、しっかりしたものがいいと考えてプロ用の機材の方にしました。
Manfrotto アクセサリー スーパークランプ 035
太い突っ張り棒にアームを取り付けるための機材になります。大きい爪で突っ張り棒をがっしり掴むことができます。マンフロットのスーパークランプを最初買ったのですが、締め上げるノブが回転する分のスペースが必要で、邪魔にならないように壁にピッタリ取り付けようとするのが難しかったです。
TOKISTAR 撮影用アクセサリー スーパークランプ TS-101-ST
Manflottoのスーパークランプより半分くらいのお値段で買えるということと、アマゾンの評価が高かったので買ってみました。使用感は全く同じでコスパがいい感じです。マンフロットは狭いところに設置しようとしても締め上げるためのハンドルを回転させるとハンドルの回転半径分のスペースがどうしても必要なのに対して、Tokistarのスーパークランプは締め上げるハンドルのトルクをかける回転半径を選択でき、回転させられない部分はハンドルを浮かせて避けることができるため壁際だったり狭いところにも設置できるように設計されています。おススメです。
Manfrotto アクセサリー バリアブルフリクションアーム カメラブラケット付き 244
オートポールにクランプを取り付けてそれにフリクションアームをとりつけました。大きいバルブを締め上げるだけで3つの関節の角度が一度に決まる優れものです。きっちり角度が決まってぐらぐらしない的な感じですが、そうは言ってもぐらぐらしちゃうんじゃないって思いましたが、ぎゅーぎゅーに締め上げても少し不安が残るくらいはぐらつきます。アームのクランプとの繋ぎ目のダボ部分が円柱なのでクランプに固定するネジが十分に固定できないとカメラを先端に取り付けるとカメラの重みに耐えられずグルン回ってしまいます。カメラを破損してしまう可能性があります。
できたらダボ部分の一部が平坦に切削してあるとネジで締めやすくなるので嬉しい。
こんな感じ(右端のダボ)になってたら嬉しい↓
サンワサプライ ノートパソコンホルダー(三脚取り付け) PDA-STN26
撮ってカメラの背面モニターで確認した時は納得の写真でも、ライトルームに取り込んで外部モニター『LG 32UN880-B』の32インチ画面で写真を確認してみると、手ブレしている、ピントがずれてる、画角がおかしい、中心がずれている、ホコリがついているなど失敗写真であることが発覚することが少なくありませんでした。ということで15インチのパソコンを使って有線でテザー撮影をし始めました。アプリはSONYのImaging Edge Desktop Remoteを使っています。パソコンでリアルタイムの画像が確認できるし、大画面だし、細部まで確認できるし、パソコン側でもF値・WB・ISOなど設定の変更もできるし。ほんと撮影後の失敗写真が減ってストレスが減りました。そのパソコンの置き場に困ることがしばしばありました。今回安心のサンワサプライさんの裏面に1/4インチネジ穴を切ってあるパソコン台を購入しました。フリクションアームにカメラブラケットがついているので接続すると100%の信頼はおけないですがなかなかいいですよ。※フリクションアームが時間と共にダレてくることがないようにバルブ部分をオートボールに引っ掛けて使っています。
PB(ピービー) クロスハンドル スタービーマイナスドライバー1387
私が使っているUlanziのクイックリリースプレートってコインネジで締める形状で、お金でネジを回すってことがなんだかバチが当たりそうでこれまでDリングを摘んでマックパワーで手締めしていました。いざクイッククランプと接続させると、残念ながらネジの締め方が甘くてカメラが水平方向に回ってしまってました。そこで今回コインネジにピッタリのビッグマイナスドライバー的なものを手に入れました。見た目は旧型の方がスマートでいよかったのですが赤い餃子のような現行品しか売ってない。現行品を手に入れて手締めした後増し締めをしたらさらに180度も回っちゃいました。カメラをお持ちの方には必須アイテムですよ!
クニペックス KNIPEX 8111-250 パイププライヤー(プラスチックアゴ付)(SB)
クランプにダボを差し込みネジで締め上げる部分って手締めしてもなかなか締まらない。↓
照明用のダボを締め付けるこんなノブもなかなか手では締まらない↓
カメラを雲台にセットしたり、照明をダボで三脚に固定するのですがそれぞれネジを回すのですが、手締めではしっかり締まりきれず、手を離すと回転してしまったり。
回す部分が黒い円形のなみなみした形状のつまみネジになっていたり、T字型のネジ頭とか、案外締めきれないもんです。
今回購入したこのプライヤーは先端が柔らかい素材になっており、きつく挟み込んでもネジを傷めないので安心です。
そして口の開き具合を簡単に調節し固定できるので挟み込み回すために力を使えるので便利です。
そして何より、撮影機材の黒くかっこいい機材の中にあってもこのプライヤーは黒と赤がバランスがよくてかっこいい。
おすすめです。カメラをお持ちの方には必須アイテムだと思いました。
SEKONIC 露出計 フラッシュメイト L-308S JE17
これまで写真を撮ってみてデータを見て「え!こんなにISO感度上がっってたの?」とか「え!息止めないといけないレベルのシャッタースピードになってる」とかありました。そこで安定した光の下で撮影したいと思い、まずは光を数値として可視化したいと思い手に入れました。なかなか便利。明るさをF値で割り出してくれるから、ヤマカンに頼らない光の読みができるようになりました。できたら光の色温度も測りたいと思うのですが、カラーメーターはまだ手が出ません。
Neewer 2パック 高度な2.4G 660 LEDビデオライト ソフトボックスキット付き 調光可能な2色LEDパネル 2.4Gワイヤレスリモコン、液晶画面、ソフトボックスディフューザーとライトスタンド付き ポートレート、製品写真用
イロドリは自然光で撮るようにしています。ですが時間や環境が影響して写真を撮る時間がない。そこで自然光を補助する目的で照明を買いました。本来ならフラッシュを買うと思うのですが、一瞬ピカって強い光が当たるのを僕は肉眼で確認できない。という理由で定常光を選びました。定常光は動画用らしいですが最近では写真撮影にも使う人がいらっしゃるようです。光の強さも調節できて色温度も調整可能で、補助としての照明を考えているイロドリの撮影ではちょうどいい。部屋を真っ暗にしてスタジオのように撮影する人にとっては暗過ぎるぐらいの明るさです。
照明の角度を調節できるようにアームが付いてはいるものの非常に使いずらいです。
TOKISTAR 撮影用アクセサリー スウィベリングアダプター TS-614-ST
角度調節のためにこれを手に入れました。使い勝手はまあまあです。ですが照明に元々付いているアームを調整するより数段こっちの方がいい。マンフロットのものとトキスターのものを併用していますが、違いはありません。トキスターの方が安いのでおすすめです。アンブレラホルダーもあるので今後アンブレラを使った撮影もしてみたいと思います。
16インチMacBook Pro – スペースグレイ
最後に見直した機材は、パソコンです。これまでMacbook pro 2017を使用してきました。SONYα7RⅣの重たいRAWデータの写真を何千枚と一度に編集すると書き出しスピードが遅いと感じてました。そこで今回M1 Maxプロセッサの最新モデルが発売されたとので手に入れました。流石に値段の分だけの仕事はします。私の編集スピードより書き出しスピードの方が早く、書き出しのタスクがいくつも重なることがなくなりました。かなりの時間短縮になりました。一度に何千枚も写真を編集する方には必須の撮影編集機材じゃないでしょうか。
ということで駆け足で最近見直した撮影機材を紹介しました。
少しでも皆様のお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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