夫婦2人のネットショップで最近改善したこと

2021年02月05日

こんにちは!

株式会社イロドリの製作・撮影・発送担当の迫口宗一郎です。

妻と2人でネットショップをやっています。

この度最近の『改善・改良』を備忘録的にまとめました。読んだ方のお役に立てるかわかりませんが、お暇な方はそうぞ!

陶磁器・ガラス製品の保管運搬にコンテナを使っている

イロドリに届く商品は運送業者さんが段ボールの状態で運びこんできます。企画展前は120サイズの段ボールがたくさん届きます。重いものになると一箱が20キロくらいにもなります。届いた段ボールは形もサイズも重さも中の梱包のされ方もそれぞれ違うので積み重ねることはできません。家の中にある約7畳ほどの店舗スペースはあっという間に平置きされた段ボールでいっぱいに。作品をすぐに段ボールから出して少しでも動けるスペースを確保しようと棚出しして棚に平置きするようにしていました。ですが器は壊れやすいので縦に積むことができず、店舗にある机や什器、棚だけでは足りない。リビングのテーブルも、ラダーも据え付けて置くけど置くスペースが足りない…。そんな感じでいつも展示前はスペースとの戦いになっておりました。

そこで、届いた作品をどうか効率よく棚出しすることはできないか考えたところ有田・波佐見の窯元さんの工場で、『あの緑色のコンテナがあるじゃないか!』と思い出しました。

コンテナは浅くて広め。なのでコンテナの中に器を縦積みしてもコンテナがしっかりしているのでさらにコンテナの上にコンテナを重ねられるのでもういくらでもコンテナの中に棚出しできちゃうのです。上に上に積み上げられるので省スペースで多くの器を管理することができるようになりました。

そして、狭い店舗スペースを商品撮影に使う際は写りこまないように移動する必要があります。プラスチックでできたコンテナはなんと積み上げた状態でもフローリングの上をスイスイ移動できちゃうのです。スペースにお困りの皆様、コンテナ導入してみられてはいかがでしょうか。

ギャラリーと配送センターを分けることにした

これまで自宅内で作品を展示販売し、企画展を開催しお客さんに来てもらっていました。ですがこのようなご時世、多くの人が出入りすることと生活スペースは分けた方がいいのではないかと思いました。これからは、別の場所にある古民家で展示販売は行い、店舗スペースは配送センターに改造することにしました。

これまで壁際に設置していた飾り棚を全て取り去ってスチールラックを天井の高さまで組み上げました。すると収納力がこれまでの10倍になりました。

スチールラックに出した作品は梱包時にはスチールラックごと自由に移動し配置できるので、一番多く売れた商品を梱包台のそばに配置することができるようになり一回一回立って商品を取りに行く手間がなくなり座ったままで手を伸ばせば商品をピックアップできるので効率がよくなりました。

そして、コンテナに入っている在庫の商品は一時廊下に移動できるようになったので、店舗スペースを広く使えるようになりました。

妻と私で2人で同時に梱包作業をしても窮屈ではなくなり、仕事の時間の使い方にも自由度が増しました。

そして、いざ展示をするぞ!って時は、これまで段ボールをぎゅうぎゅうにステーションワゴンに積み込んで運んでいましたが、コンテナに移して移動するので2-3段縦積みできるのでこれまで以上に一度に多くの器を安全に運ぶことができるようになりました。

段ボールを厚く強くした

お客様からの連絡で一番申し訳ないのが『開けてみたら壊れていました』という連絡です。一点ものが多いイロドリの商品は『ずっと探しててやっと出会えました』と言われるものが多いのです。なので買えた時の喜びはひとしおだと思います。それが届いてみたら壊れていて換えもないとなると気持ちはズーンとなりますよね。一つでも多くの作品・商品がお客さんのところまで無事に届くようにできることを考えました。

過去のブログにも書きましたが、エアークッションのプチプチは空気のない部分はただのビニールなのでそこから衝撃が加わると壊れてしまいます。そこでマットレスのようなスキのないシートに換えました。

そして今回段ボールをオーダーで作ってもらうよう業者を換えました。これまでは格安段ボールをネット通販していました。一枚あたりの価格は安くダンボールの厚みは3mm。それを段ボール屋さんに見てもらうと、芯のウェーブしている部分の紙と挟んでいる紙が同じものを使っているので安いのでしょうということでした。もっと壊れないようにということで、厚さを5mmにして芯の強い段ボールに換えました。厚みも紙質も換えたのに意外なことに料金はあまり変わりませんでした。これまでと比べて格段に防御力が上がったので段ボールを換えてから破損がなくなりました。

緩衝材を一回で400キロ注文するようにした

イロドリを開店した当初は、発送する数も少なかったので新聞紙を緩衝材にしていました。ですが次第に数が増えてくると梱包していると手にインクがついてしまい、商品にインクがつかないようにする手間が生じてました。

思い切って薄緑の再生紙の緩衝材を導入しました。多ければ多いほど安くなるので一度に400キロ分買いました。保管する場所には困りましたが..。厚みがしっかりとあり、インクもつかないので作業効率がグッと上がりました。そして見栄えもよくなりちゃんとしたショップ感が出るようになったと思います。

残っている課題

その1:写真を撮影するボードが使い回しになっているので、バリエーションを増やしたいと思っています。ですが、1m×1mのボードがなかなかないので、作ろうか考えているところなのです。

その2:写真の歪みをどうにかしたい。ワンオペで撮影していると多くの商品の多くのカットを短時間で撮影するとなると商品を手の届く距離に置いて撮影したいと思うのです。なので今は24mmの単焦点の広角レンズを使っています。でも歪みが気になるのです。歪みの少ない焦点距離の短いレンズはないものか探しております。

その3:梱包の時に緩衝材をぐしゃぐしゃってする作業時間がもったいない。ぐしゃぐしゃってする安くて早い機械はないかしら。

その4:『こわれもの』『上積み厳禁』のシールを貼る作業が両手を使うのでいつももどかしい。イロドリの商品のほぼ全てこわれものなので、いっそのことすべての段ボールに『こわれもの』『上積み厳禁』って印刷してしまえばいいってことで現在デザインを起こしているところでございます。

まとめ

ということで自分のための備忘録的に記事を書きました。ネット通販を始めようかな〜と思っている方や、始めたけど色々試行錯誤しているよ〜って方にもこの記事がお役に立てたら嬉しいです。

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